ステイル・メイト

ステイル・メイトとは引き分けの1つで将棋とチェスの大きな違いでもあります。
ステイル・メイトには下記の条件があります。
・チェックされていない
・キング以外に動かせる駒がない。
・キングをどこに動かしても取られてしまう。(自殺行為でルール上そのようなマスには移動できない)
では実例を見てみましょう。

チェックメイト


まず、チェックメイトを簡単に説明します。
この図のようにチェックがかかっていますが、キングは逃げ場がどこにもありません。
この状態がチェックメイトです。色々なチェックメイトの形を別のページで詳しく説明します。


ステイルメイト


この図を見ると、チェックはかかってません。
そして、黒にはキング以外の駒がなく、キングは自殺行為になる場所以外に動ける場所がありません。
これの状況がステイル・メイトです。


ステイルメイト


この局面はいかがですか?
黒のキングはg7に逃げることができるので、ステイル・メイトではありません。
6手かかりますが、チェックメイトに持ち込むことができます。


ステイルメイト


先程の2つの局面を踏まえると、この局面ではポーンを昇格させる時にステイルメイトを避けるためには、クイーンではなくルークに昇格させなければなりません。
このようにクイーンではなく、他の駒にポーンを昇格させることをアンダープロモーションといいます。